emmi(エミ) > 暑い夏を乗り切る!自律神経を整えて心身をリラックスさせよう

高温多湿は自律神経を乱しやすい

  • 今年の夏は本当に暑いですね。
    気温も湿度も高く汗をだらだらかくのに、
    コロナもあってマスクもなかなか手放せない…。
    しかも部屋に入ればエアコンで
    冷たくなっているから、室内外の寒暖差は強烈。
    これでは自律神経のバランスを欠いてしまいます。
  • 心身の活動をつかさどる自律神経。
    交感神経と副交感神経の二つが時間と環境、
    活動によって
    自然とバランスよく
    スイッチされていることが、
    心身を健康に保つとても重要なシステムです。
    しかし、このバランスは
    さまざまなストレスによって乱れ、
    気候の影響もあります。
    そして、今年のような高温多湿が続く夏は、
    自律神経の大敵です。
  • 自律神経が乱れると、体が重だるい、
    食欲が落ちる、胃もたれ、
    下痢や便秘・お腹のはり、
    不眠(寝つけない、夜中に起きてしまう)、
    頭が痛い、
    めまいが起こる、憂鬱が続くなど、
    さまざまな不調が引き起こされます。
    症状がひどいようなら
    病院へ行って診察を受けるべきですが
    コロナ禍の今、まずはセルフケアで
    予防することがオススメです。

自律神経を整えるため
ヨガでストレッチ

  • ヨガは自律神経を整えるために、
    とても役立つメソッドです。
    呼気と吸気の長さを調整しながら呼吸をし、
    ポーズは必ず左右とも行うことで
    自律神経を整えていくことにつながります。
  • ここでは、ゆったりした呼吸をしながら
    暑さで縮こまっている体のすみずみを
    しっかり伸ばしていく
    ストレッチ感の高いヨガのポーズを紹介します。
    ボタニカル柄のウエアに身を包んで、
    森林の爽やかな朝にヨガをする…
    そんなイメージで手足をノビノビと動かしましょう。

自律神経を整えて
心身をリラックスするポーズ

呼吸を観察〜呼吸法

  • 1:軽く脚を組んで座る。
    お腹を締めつけずリラックスして
    座っていられるように、
    お尻の下にブランケットなどを敷いて
    高さを出すのもいい。
  • 2:森の中にいる爽やかなイメージを持ち、
    しばらく自分の呼吸を観察する。
    暑さで緊張している体は、
    吐く息が短いかもしれない。
    心身ともに落ち着いてきたら、
    吐く息を伸ばしていこう。
    4拍吸ったら、4拍吐くというように
    吸気と呼気を同じ長さになるように
    意識的に呼吸する。
    慣れてきたら、4拍吸って6拍で吐く、
    4拍吸って8拍で吐くなどと、
    少しずつ吐く息を伸ばしていこう。
  • 脚のストレッチ/片脚へ頭をつけるポーズ

    脚のストレッチ
    片脚へ頭をつけるポーズ

    1:呼吸法を何回か行い、
    呼吸が安定してきたら、ポーズへ。
    座ったまま一度両脚を伸ばしてから、
    左脚を曲げ、
    カカトがなるべく
    会陰に近づくようにセットする。

  • 2:息を吸って吐きながら、
    なるべく背中を伸ばしたまま、
    右脚へ前屈していく。

  • 3:吸いながら戻り、脚を変えて反対側も行う。

  • 脚、体側のストレッチ/ねじった片脚へ頭をつけるポーズ

    脚、体側のストレッチ
    ねじった片脚へ頭をつけるポーズ

    1:ジャーヌシールシャーサナの姿勢から
    右脚を横に広げる。

  • 2:右手で右脚の指先を取る。
    一度息を吸って吐きながら、
    右脚を向かって上体を横へ倒していく。
    体が前のめりにならないように注意し、
    右脚裏と左の体側が伸びているのを意識。

  • 3:息を吸いながら戻り、脚を変えて反対側も行う。

  • 上半身、腕のストレッチ/キャット&カウのポーズ

    上半身、腕のストレッチ
    キャット&カウのポーズ

    1:両手、両ヒザを床に着く。
    手首の上に肩、ヒザの上に
    お尻がくるように前後のバランスを調整する。
    この位置にセットすることで
    一番適切な力を使え、
    関節への負荷を
    減らせるためにケガの予防になる。

  • 2:一度息を吸って吐きながら
    背中を丸めて伸ばし、へそを見る。

  • 3:息を吸いながら背中を沿って、
    お尻(尾骨)を突き出し、天井を見る。

  • 4:2と3を何回か繰り返す。

  • 肩、首回りのストレッチ/針の糸通しのポーズ

    肩、首回りのストレッチ
    針の糸通しのポーズ

    1:両手、両ヒザを床に着いた姿勢から、
    一度息を吐き、
    吸いながら、
    腰をねじって右腕を天井へ向けて伸ばす。

  • 2:息を吐きながら、腕を戻し、
    左腕の下を通して右肩を床に着ける。

  • 3:息を吸いながら左腕を頭の上へ伸ばし、
    目線は上へ。

  • 4:息を吐きながら2へ戻って、最初の姿勢へ。
    反対側も行う。

  • 顔、頭皮のストレッチ/頭蓋骨縫合線に沿ったマッサージ

    顔、頭皮のストレッチ
    頭蓋骨縫合線に沿ったマッサージ

    1:リラックスした姿勢で座る。
    頭の真ん中の線にそって(頭蓋縫合線)、
    額から頭頂へかけて軽く押す。

  • 2:両耳の上を走る頭蓋縫合線を
    後頭部へ向かって軽く押す。

  • 3:後頭部の頭蓋縫合線に沿って軽く押す。

  • 暑い夏を乗り切る!自律神経を整えて心身をリラックスさせよう
  • 頭蓋縫合線(参照)

  • 胸を広げて呼吸する/シャヴァーサナ

    胸を広げて呼吸する
    シャヴァーサナ

    1:ブランケットなどを
    両肩が載らない程度に細く畳んで、
    背骨に沿って起き、寝そべる。
    この時、お尻はのせない。

    2:両手両脚を適度に開いて、
    しばらく深い呼吸とともにシャヴァーサナする。

ヨガの後はホットした時間を

  • ヨガの後の時間の使い方はとても大事です。
    急いで足早で家へ帰ったり、
    仕事に戻ってしまっては
    せっかくヨガで緩めバランスを整えた心身を、
    また乱すことに…。
    ヨガの後はスタジオや家の中で
    ゆっくりする時間をとって
    心身ともに穏やかで安定させましょう。
    そして、この少しの時間が持続できるように
    焦らず優しい気持ちで日々を過ごせるように
    意識してみましょう。

Text - Yogini編集部
https://yolo.style/yogini/

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