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アーユルヴェーダが教える嫉妬心や猜疑心とのつき合い方

火のエネルギーをコントロール

大好きな彼なのに…大好きだからこそ、
彼に対して疑う気持ちを持ったり、
彼の近いところにいる女性に
やきもちを焼いたりしてしまう。
そんな心に振り回される状態はつらいし、
情けないし、どうしようもない。
イライラしたり落ち込んだり。
どうにかしたいのに、気になって、
そこから離れられない…。

そんな気持ちを持ったことがある人も
いることでしょう。
今回は、これらを解消すべく
アーユルヴェーダの考え方から考えていきます。

嫉妬心や猜疑心は、
アーユルヴェーダでいう
ピッタ=火のエネルギーの暴走。
自分の思い通りにならないことがイヤだ、
彼に自分だけを見てほしい、
自分以外の他人を見ることが許せない、
こういう思いがベースになっています。
もしこの火のエネルギーをコントロールできず、
感情のまま行動したらどうなるでしょう。
これはまさに破壊の道です。

コントロールするには、
まず自分を知ることから始めます。
これは、彼に原因があるから彼のせい…違います。
感情は自分だけのものです。
では、この感情に焼き尽くされても
いいのでしょうか。
それは絶対にNGですよね。
人は個で生きています。
むやみやたらに相手を縛ることは、
相手にとっても自分にとっても
いいことはありません。
その火をコントロールして、
二人の関係をよりよくする方法や、
相手のいいところを見つけたり、
引き出したりする方向へ使ってみましょう。

ミントと柑橘系のドリンクの画像

必要なのはクールダウン

【寒色を使う】

コントロールするために、
まずは身の回りのものを
換えていくことから始めてみましょう。
今の感情は血のような炎のような色。
ドロドロの真っ赤となるため、
アーユルヴェーダではバランスを取るために、
ブルーやグリーンなど寒色系のものを置いて
クールダウンさせます。
色のエネルギーを使うのです。

【ミントの香り】

また、さっぱりとクールになる、
ミントの香りを部屋に香らせるのもおすすめ。
ミントは浄化作用もあるのでピッタリです。

【左の鼻で呼吸】

心身が冷静になる呼吸法もいいでしょう。
月のエネルギーをつかさどる
左の鼻の穴だけを使って呼吸してください。
吐くほうを長めに、
落ち着いて呼吸していくと
徐々に冷静になっていきます。

本と果実の画像

恋愛力を高める食事

自分のよさをアピールする積極性を持ち、
相手のよさを受け取る
感受性を持った自分になる食事で、
恋愛力を高めましょう。

こちらも色合いを考えます。
赤やピンクの色を持った食事は、
女性ホルモンのエストロゲンの他、
アドレナリンを刺激し、血流を促し、
肌色をよくして積極性を高めてくれます。
食材でいえば、モモやイチゴ、トマト、桜餅など。
また、マローブルーというハーブティーは、
本来青いのですが、
レモンを足すことでピンク色に。試してみて。

教えてくれた人=西川眞知子先生

ヨガ、アーユルヴェーダの指導や
プロデュースなどを幅広く手がける。
体質別健康美容法を提案し、
独自の生活習慣改善プログラムを構築。
著書多数。

出展:『Yogini』Vol.54

Text - Yogini編集部
https://yolo.style/yogini/

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