瞑想初心者が気になる疑問に
答えます!
ヨガを続けていくと、
必ずと言っていいほど登場する瞑想。
でも、「瞑想ってどんな効果があるの?」、
「どうやってやるの?」、
「そもそも瞑想って何?」などなど…
疑問がいっぱいありすぎて、
なかなか挑戦できない
という人もいるのではないでしょうか?
今回は、瞑想初心者が気になる疑問に答えます!
疑問を解消して、
ぜひ毎日の習慣に取り入れてみてくださいね。
Q1:そもそも瞑想って何?
瞑想をひと言で言い換えれば、
“自分の内面をのぞく”こと。
例えば今、
「アナタが考えていることは何ですか?」
と問われた時、
即答できる人はどれほどいるだろう。
私達は自分のことをよく知っているようで、
実はあまり理解していないことが多く、
紙に書き出して
初めて自分の考えに気づくこともある。
これは、人間が普段の生活で安全に生き抜くため
五感が常に外を向いた状態にあるから。
そこで、外に向いている感覚器官を
自分の内に向け、
心身の気づきを得るというのが瞑想だ。
「瞑」も「想」も考えるという意味を持つように、
目を閉じて、今まで目で見てきたものを
自分の中で感じ取り、
自分を見つめ直そう。
Q2:瞑想にはどんないいことがあるの?
朝目覚めるとパンやご飯があり、
コーヒーの香りが漂う。
今想像したように、
私達は普段言葉によって映像を見て、
言葉の中に生きています。
瞑想は、これらの言葉や思いから
体をいったん切り離し、
頭の中を空にすることです。
終わった後は頭が澄み、スッキリ。
それはまるで、
いっぱいの言葉で埋まってしまったノートを
スッと消しゴムで消す感じ。
体の中にどうにもならないイヤな思いを
ずっと持ち続けると、
毒素がたまり、五臓六腑を痛めてしまいます。
瞑想によりこの感情が
少しでもなくなるとリフレッシュできて、
ものごとをポジティブに考えられるようになります。
そしてまた一から新しいことを頑張ろうと、
気持ちが前進します。
心身の毒素を洗い流してくれるのが、
瞑想の効用。
Q3:瞑想は誰にでもできるの?
もちろん瞑想は誰にでもできる。
「集中力がなくて…」、「やり方がわからない…」と、
難しく考える必要はありません。
ゆっくり呼吸をしながら数分間、
ただ目を閉じて、心を落ち着かせる。
これも立派な瞑想。
熟睡をした次の日の朝、
目覚めると自分がどこにいるのか、
いったい何者なのかがわからない
といった経験はありませんか?
この熟睡の状態に、自分の意識を保ちながら
持っていくのが瞑想です。
意識的にこれを行えるまでには
時間がかかるけれど、
実はこの熟睡のように、
私達は誰もが瞑想的なエネルギーの蓄え方を、
普段から無意識に行っているのです。
そして日常的にこの時間が取れていないと、
鬱や病気になってしまいます。
Q4:瞑想のゴールは?
瞑想のゴールは”自分自身は
『アートマン』だという実体験をすること“。
アートマンとは、
真我(自分の中にある本当の自分)、
言い換えれば魂のこと。
ヨガは”すべては、
ある一つのものから生まれた”と考えられており、
それに気づくことが瞑想の目的です。
ただしそれは理屈ではなく、
経験として気づくこと。
しかし、人間は理性や自我が邪魔して、
簡単に気づくことができません。
そこで、ヨガのポーズや瞑想をして
理性や自我を超えて、
真我だけの状態になろうとしているのです。
真我だけの状態になると
自分というものが理解できて、
本来の自分に戻れます。
そして、ただただ歓喜が訪れ、
至福の極地が味わえるのです。
アーサナとともに瞑想を習慣に
ヨガを深めていくステップとして、
ヨガの教科書と言われる
ヨーガスートラには八つのステップ、
八支足が記されています。
その中にヨガのポーズ(アーサナ)や
呼吸法(プラーナヤーマ)があり、
同じように瞑想(ディヤーナ)も含まれています。
なのでポーズや呼吸法の練習と同じように、
瞑想も毎日習慣的に行うのが理想。
瞑想だけ行うのも、もちろんヨガの一つです。
ただ、飛び回っている気持ちを急に一つにまとめて、
瞑想状態に入るのは至難の業。
そこで、アーサナを取り、集中する。
こうすることで瞑想に入りやすくなります。
アーサナをすると、とても気持ちがよくなり、
純粋な状態に近づき、
しばらくここにとどまりたい
という感覚が生まれます。
こういう時間を一週間に
一度でも持つと持たないのでは、
精神状態が変わってきます。
そうすると瞑想もより効果的になるでしょう。