嫌いの下にある感情は?
人を嫌いになんてなりたくないですよね。
でも、どうしても納得できない、
受け入れられない、
そんな相手ができてしまうこともあります。
そんな時はどうしますか?
まず、あなたはその相手に対して
どんな感情を持っているのでしょうか。
嫌いの、さらに内側にある気持ちです。
それは怒りですか?恐れですか?
その感情によって対処の方法を考えてみましょう。
怒りはエンジンに?
もし、怒りなら、
それはあなたの原動力になっている
可能性があります。
怒りはどんな感情よりもエネルギーを生む
という検証結果もあるぐらいです。
だから、もし怒りを感じているなら、
その相手は自分を前へ進ませるためのエンジン
と思ってしまいましょう。
人の気持ちを逆撫でするようなこと
しかできない相手のことを、
いつまでも気にしているのは、
あなたがそのエンジンを無意識のうちに
認めてしまっているからです。
人の気持ちを逆撫でするような人は、
その言動で自分を守っています。
人を下げることで、
自分の立ち位置を確保しているんです。
そんなことで優越感を感じている
小さな人なんです。
だから、それにとらわれていると、
あなたも一緒に小さくなってしまう。
それを自覚しましょう。
怒りなんていう感情を持っているほうが、
あなたのエレルギーの無駄遣いなのです。
恐れは威嚇
もし恐れを感じているなら、
それはあなたがあなた自身を守りたいのです。
つまり、その嫌いという感情は、
威嚇と同じということ。
この場合考えたいのは、
なぜ、そして何を守りたいのかということ。
あなたは、あなたの何を守りたいのですか?
恥をかきたくない、
間違いを認めたくない、
自分の嫌なところを受け入れたくない…
そういう、いろいろなことがあるはずです。
もし、あなたがそれらに気づいて、
手放してもいいのなら、
相手に対する嫌いという感情が
解消されていくはずです。
なぜなら、そ
の嫌いは自分に対するうつし鏡だからです。
これは、自分自身を受け入れられるか、
ということなので、
なかなかハードルは高いかもしれません。
ヨガの哲学を基準に
ヨガの哲学には、
傷つけない、嘘を言わない、盗まない、
異性との不適切な関係を結ばない、
欲張らないという他人とのつき合い方があります。
あなたがこの基準に従って生きていれば、
あなたの周りには似たような人が
増えてくるはずです。
そうすれば、
嫌いな人がいなくなっていくでしょう。
自分と向き合い、
ヨガの哲学を基準に人と、
そして自分ともつき合ってみませんか。