仕事中でも家事の合間でもできる、
心を落ち着かせるポーズを紹介しましょう。
すごく簡単だし、誰でもできるけど効果てきめん。
意外なほど落ち着きます。
それは、「木のポーズ」。
そう、片脚を曲げてバランスよく立つポーズです。
これはヨガの中では初級クラスでもやるような
シンプルな姿勢なのですが、
なかなか難しいのです。
まず、心が不安定な時は、体も不安定なので、
片脚で立っていることができません。
このポーズができるのは、
心が落ち着いている時だけなのです。
ポイントは、上げた脚を90度開くことです。
ただ脚を上げているのと、
まったく重心が変わってしまい、
安定するのにひと苦労します。
必要なのは、足裏をしっかりと踏み締め
下半身を充実させ、
上半身はリラックスしていることです。
この下半身の充実と
上半身のリラックスの両立が難しいところ。
そして、これが安定できるには、
考えすぎず、力まずに、
体がすっと動き、
体のどこにも負荷がかかっていないような状態に
なっていることが大事。
初級クラスでやるわりには、
ヨガの極意みたいなポーズなのです。
そして、これが安定するまで試しているうちに、
心は勝手に静かになっている。
だから知っていれば、
とても使い勝手がいいというわけ。
さあ、「木のポーズ」やってみてください。
・1
両足を軽く開いて、力まずに立ちます。
・2
呼吸が落ち着いてきたら、
右脚を曲げて、
ヒザを体と90度に開き、
足先は太もものつけ根にセットします。
不安定感が強いなら、
足首のあたりにセットしてみましょう。
視点を一点に集中すると安定しやすくなります。
・3
一度息を吐いてから、
吸いながら両手を胸の前で合わせます。
このまま数呼吸しましょう。
・4
余裕があれば、
息を吸いながら両手を天井へ伸ばします。
難易度を上げたければ、
伸ばしたまま手を合わせて、
数呼吸保ちましょう。
・5
息を吐きながら、両手脚を解放します。
自分がどんな状態だと安定し、
どんな状態では不安定になるのか、
このポーズをしているとわかってきます。
そして、安定する体と心の状態を
普段から保てるようになると、
いつも穏やかで楽しく過ごせるようになるのです。