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冬の夜長を香りで楽しむ、一人時間の過ごし方

冬の夜長を香りで楽しむ、一人時間の過ごし方

 “ 意識を内側へ向けてみる ”

2020年から時代が大きく変わろうとしていますね。
その一つとして、一人で過ごす時間が長くなった人も
多いのではないでしょうか?
コロナ禍で直接人と会っての
コミュニケーションが制限される中、
オンライン上でものごとが進んでいき、
今日はたくさんの打ち合わせをしたな…
なんて思っていたのに、
ふと見回すと実は一人。

シーンとした部屋に愕然としたなんて…。

それは、今まで外へ向いていた意識を、
少し内側に引き戻していくタイミングなのかもしれません。
だったら、そのチャンスを上手に使って、
この先をもっと充実した人生にしていきましょう。

一人静かに過ごす時間を持つと、それだけで、
今までは見すごしていた
自分の思いや大事なものに気づくものです。

それは自分の中に、
それらを受け入れるスペースができたということ。
本当はずっと近くにあったのに、
忙しさにかまけて素通りしていました。

でも、忙しいのは、
あなたの心とのつき合い方の問題なのです。
外側へ向けていた意識を内側へ向け直し、
自分の心と向き合ったら、
使っていない感情や感覚が
まだまだたくさんあることがわかります。

それらを一つずつ丁寧に育てていったら、
自分の周りに起こってくるさまざまな出来事が
もっとカラフルになっていくでしょう。

「 時間を丁寧に使う 」

とはいっても、一人の時間を過ごすって難しい。
時間を持て余してしまいそう…と思っている人、
少なくないかもしれませんね。
そんな人にオススメの過ごし方を紹介しましょう。
特に今回は、香りに意識を置く方法です。

“ ヨガをする ”

ヨガは自分と向き合うためのツールです。
最初は、体が硬い! 痛い! 呼吸ができない!
という悲鳴が上がってきて
気持ちいいとは思えないかもしれないですが、
これらは自分の体の言葉をキャッチしているということ。

今までは、その感覚に
フォーカスしていなかっただけなのです。
ヨガは体を感じた(実感した)時に、
心から漏れてくる言葉をつかむ作業。
凝りかたまった肩や速い呼吸、
冷たい足先に意識を向けた時、
どんな気持ちがあふれてくるのか…。
それを観察してみましょう。

そして、あふれてきた気持ちに気づいたら、
「そう思うんだね」といったん受け止めて流してあげる。
無視はしないけれど、こだわらない。
そんなスタンスで、
自分の心の言葉と向き合ってみましょう。

ヨガをする時のオススメの香りは、サンダルウッド。
瞑想的な気分にしてくれる香りです。
ヨガは機械的に動くものではなく
感覚的(瞑想的)に動くことが本質で、
それにより効果を高めます。
そこでサンダルウッドがサポーターとなってくれるのです。
アロマオイルに限らずお香などでもいいでしょう。

“ 香りの入浴をする ”

週に一度、できれば平日のどこかで、
たっぷり時間を使った入浴をしてみましょう。
そんな時、試してほしいのは香りを用いること。
例えば、電気を消してキャンドルをたくさん用意して、
溶けた蝋に好きな香りのアロマオイルを垂らす。
バスソルトに垂らしてなめらかで香り高い湯に入るのも
気持ちいいものです。

香りは大脳新皮質を通らずに、
直接脳の中枢部である辺縁系にアクセスします。
辺縁系は記憶や本能的な情動を
つかさどっているところ。
好きな香りで刺激することで、
過去の嫌だった記憶や違和感を和らげてくれるでしょう。
冷めない程度のぬるめの湯に
ゆっくり浸かって香りで癒やされるうちに、
呼吸が整ってくるのを感じられるでしょう。

“ ハーブドリンクに浸る ”

夜の時間をワインでまったり過ごすのもいいでしょう。
その時に試してみてほしいのは、ハーブを添えること。
白ワイン(750cc)にはラベンダー(ドライ6g)、
ブルーマーロウ(大さじ2杯)、
赤ワイン(750cc)には
ローズマリー(ドライ、7㎝ぐらいのものを2本)。
それぞれ入れたら2時間程度寝かします。
時間が来たらハーブを漉して取り除きます。
入れたままにしておくと、
ワインが苦くなってしまうので要注意です。
冷蔵庫で保管しておけば、
少しずつ飲んでも大丈夫です。

アルコールはちょっと…という人は、
ホットミルクはいかがでしょうか?
 牛乳(200cc)を温め、
沸騰直前にドライのカモマイルを大さじ1杯入れます。
沸騰させないように弱火にし、3分ほど煮たら、
カモマイルを漉しながら、牛乳をカップに注ぎます。
カモマイルは不眠解消にも
いいと言われるハーブ。
寝る前に体を温めるためにもいい組み合わせです。

時間はとても大事なもの。
そして、自分の意識次第で長くも短くもできるのです。
限られた時間を上手に使うには、
自分の扱い方次第というわけ。
同じ時間を忙しいと思って過ごすのか、
余裕を感じながら過ごすのか…。

この冬は少し丁寧に向き合ってみませんか?

Text - Yogini編集部

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