emmi(エミ) > かたまりやすい部位にアプローチ!ヨガポーズを深める体の調整法

日々のライフスタイルや姿勢のクセによって、
体の一部が凝りかたまったり、
筋力が低下してしまうのは、
現代を生きる私達にとって誰でも起こり得ること。

また、それらの凝りやゆがみは、
ヨガのポーズを練習する上で、
快適で安定した状態を妨げる
大きな要因になってしまうこともしばしばあります。

そこで、今回は特に女性が硬くなりやすい、
もしくは弱くなりやすい
裏モモの筋肉=ハムストリングと、
骨盤にもつながり、ゆがみを引き起こす要因になる
内モモの筋肉=内転筋のほぐし方を伝授!

この二つの部位がほぐれると、
ウッティタハスタパタングシュターナーサナ
(足の親指をつかんで伸ばすポーズ)をはじめ、
難易度の高い
あらゆるヨガのポーズが取りやすくなるので、
ぜひ試してみて下さいね。

Lesson1:
ハムストリングをほぐして
長座前屈(パスチモッターナーサナ)を
マスター

シンプルに見えて、
意外と難しいと感じている人が多いのが長座前屈。
日常生活では、前かがみの姿勢になることが多く、
どうしても硬くなりやすい全身の背面側の
筋肉の柔軟性が求められます。

特に女性は、ハムストリングの柔軟性の低下や、
筋力低下が起こりやすい筋肉。
ここでは、簡単にできる3つのストレッチを紹介。

1:うさぎのポーズ

ハムストリングスの筋肉をたどっていくと、
上腕二頭筋(腕の力こぶの筋肉)につながっています。
ウサギのポーズで上腕二頭筋を伸ばすのと同時に、
同じラインにある頭蓋骨を刺激すると、
背面全体の筋肉がゆるみ、前屈しやすくなります。

[How to]

ヒザ立ちの姿勢から、頭頂部を床に着け、
後ろで組んだ腕を上げていく。

2:二の腕のもみほぐし

ハムストリングにつながる上腕二頭筋を、
もみほぐすのも、
前屈しやすくなる方法の一つ。

[How to]

親指を二の腕の内側に置き、
気持ちいいくらいの力で、
移動させながら挟むように押していく。

3:お尻歩き

ハムストリングが始まる部位(起始)は、坐骨。
前屈を深めるためにはその部分を緩めたいです。
それには、お尻歩きが効果的。

[How to]

腕をしっかり振って、脚は使わずお尻を意識して、
前に後ろに、行ったり来たりする。

Lesson2:
硬くなった股関節と内転筋をほぐして、
憧れの開脚を実現!

開脚のハウツー本がブームになるほど、
きれいな180度開脚は多くの人の憧れ。
それを実現するための第一歩が、
股関節と内転筋の柔軟性を高めること。

ここでは、硬い人でも無理せず、
じっくりほぐせるストレッチを2つ紹介してきます。
無理をしすぎると、痛める原因にもなるので、
自分の体と相談しながら取り組みましょう。

1:仰向けの合せき

股関節の柔軟性を高めるには、
合せきのポーズが効果的。
特に、仰向けになって、
重力の助けを借りながら
無理なくできる
仰向けの合せきのポーズがオススメです。

[How to]

仰向けになったら、両足の裏を合わせ、
できるだけ左右のヒザを下ろしていく。
リラックスして、重量に身をまかせよう。

2:呼吸をしながら腹筋を緩める

内転筋は、骨盤の前側にある恥骨につながっていて、
同じく恥骨とつながっている
腹直筋を緩めると内転筋も緩み、
開脚しやすくなります。

[How to]

息を吸いながら、肋骨の下に4本の指を置き、
吐きながら前かがみになって指を奥に差し込む。
この動作を何回か繰り返そう。

Lesson3:
スプタパタングシュターサナ
(仰向けで足の親指をつかむポーズ)に
挑戦してみよう

立った状態のウッティタハスタパタングシュターナーサナ
(足の親指をつかんで伸ばすポーズ)と比べ、
体が安定し、取り組みやすい
スプタパタングシュターサナ
(仰向けで足の親指をつかむポーズ)。

股関節と内転筋をほぐした後に取り組んでみると、
より快適にポーズを取れるはず。
体の準備ができ、慣れてきたら、
立ち上がって挑戦してみましょう。

練習を続けていても、
なかなかできるようにならなかったポーズが、
どこか一部をほぐすことで、
安定感が一気に増すことは誰にでも起こり得ます。
まず、自分の姿勢やクセ、体を観察して、
どこをほぐして、どこを鍛えるべきなのか、
確認してみましょう!

Text - Yogini編集部

https://yolo.style/yogini/

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